お掃除機能付きエアコンクリーニングを自分でしてみたいという方向けの記事になります。
正直、お掃除機能付きエアコンを自分でする事はかなりハードルが高いです。
が、頑張っていきましょう!!
お掃除機能付きエアコンを自分で分解掃除する方法を解説
youtubeでもお掃除機能付きのエアコンクリーニングしているところを動画にしていますのでこちらも参考にしてくだい。↓
今回のエアコンは三菱のお掃除機能付きエアコンになります。
ほかのメーカーのエアコンとは構造が違いますし、年代によっても違います。
なのですべての方に参考になるかはわかりませんが参考になればと思います。
お掃除機能付きエアコンを自分で掃除するのにかかる時間
所要時間:だいたい150分
お掃除機能付きエアコンを掃除する為には分解する必要がありますが、分解にとんでもない時間がかかる場合もあります。
プロの我々でも分解だけに1時間以上要すことが多々あります。
分解して洗浄して再度組み立てし直すだけでもゆうに3時間は越える事もあります。
プロでもそれほどかかりますので、素人の方は更に時間がかかる事が予想されます。
時間的に余裕のある時にする事をお勧めします。
また、エアコンを止めて作業をするわけですから、暑くてエアコンが動かないと大変な季節は止めておきましょう。
エアコンをきれいにしようとして熱中症で倒れては元も子もありあません。
少し涼しくなった10月以降や熱くなる前の5月ぐらいまでにする事がおすすめです。
お掃除機能付きエアコンを自分で掃除する手順
お掃除機能付きエアコンはネジが多いので電動のドライバーを持っていた方がいいです。
必要な物を揃えたら実際にエアコン洗浄の準備を開始します。
まずはエアコンの分解からです。
正直言ってここが一番の難所です。
お掃除機能付きエアコンは本当にややこしく、時間と根気がいります。
では頑張ってやっていきましょう。
①お掃除機能付きエアコンの基盤の確認
分解していきますが、いろんなお掃除機能付きエアコンがあります。
まず確認しておいて欲しいのは基盤がどこについているかを見てください。
基盤とは
エアコンを制御する機械部分の事、一般的には右側に固まっている事が多い
要は機械の部分だと思ってください。
右側に基盤がある機種
しかし、お掃除機能付きエアコンは前面に基盤がある事もあります。
その際は洗浄に制限が出る可能性があるので事前に確認が必要です。
↑基盤が前面についているお掃除機能付きエアコン
前面にあるお掃除機能付きエアコンは難易度がグンと上がります。
そもそも自身でするのはやめた方がいいかもしれません。
無理せずプロに頼むのもありです。
②エアコンの電源を切りコンセントを外す
怪我をしないように手袋をつけて作業を開始してください
作業する前にエアコンのコンセントは外しましょう。
③エアコンの全面パネルを外す・ダストボックス等を外す
まずは、一般的に外す事もある前面パネルを外しましょう。
青いダストボックスとフィルターも外し方は簡単ですので通常通り外しましょう。
ダストボックスとフィルターを外しました。
こちらは後程お風呂場等で洗います。
ここまでは簡単かと思います。
次からが普段外す事のないところになってきます。
④ルーバーを外す
ルーバーとは吹き出し口のところにある羽の事です。
こちらもそんない外すのは難しくありませんが、端の方が割れやすいパーツですのでくれぐれも割らないように気を付けて下さい。
お掃除機能付きエアコンは外し方が書いている場合もありますので、良く見てください。
基本的には真ん中→左端→右端の順で外します。
今回の機種はカチッとスライドすると簡単に外れました。
これも機種によります。
どのような構造になっているのか確認をしっかりしましょう。
⑤パネルを外していく
今回は三菱電機様の霧ヶ峰というお掃除機能付きエアコンですが、エアコンは毎年形が違いますので外し方が違う場合が多々あります。
が、だいたいのところは似てますので試行錯誤しながらやっていきましょう。
通常のエアコンのパネルは一つになっている事が多いですが、お掃除機能付きエアコンのパネルはだいたい右、左、真ん中と三つに別れている事が多いです。
外側のパネルはなんとか外せる事が多いです。
パネルについているネジを外して行きます。
ネジは10本を越える数になる事が多い為無くさないようにきっちり保管しておきましょう。
ネジがどこについていたかどのようについていたか覚えておきましょう。
写真を撮っておくのもありです。
とりあえず下のパネルが外せた。
この機種はパネルが下と両サイドと上で4つパネルが組み合わさっているタイプですた。
機種によってパネルの付き方も違います。
良く見てください。
何度も言いますが、出来そうになければプロに頼んで下さい。
右、真ん中、左とパネルを外す事が出来れば
最後にお掃除ユニットが出てきます。
これは基盤からコネクターを外さないといけないのでこちらが難しいです。
しかし、コネクターは同じ形のものは少ないので間違ってさしてしまう事は少ないです。
必ず基盤の写真を撮っておきましょう、そうすればもとに戻せないという事はありません。
お掃除ユニットが外す事が出来ればもう分解は終了です。
ここからは洗浄作業に入っていきます。
ここまで分解出来ました。
⑥外したパーツを洗う
お風呂場等で洗います。
リビングについていたエアコンは油汚れが付いている場合が多いので
せっかくなので洗剤はアルカリ性の洗剤を使って行きます。
私はケミクールという洗剤を使っていますが家庭用の食器洗い洗剤でも大丈夫ですし、マジックリン等でも構いません。
アルミフィン用の洗剤を使っても大丈夫です。
そこまで汚れてなければ台所用の中性洗剤で洗ってもいいです。
汚れ具合によりますので各個人で判断してください。
⑦養生
水がかからないように養生していきます。
いきなり出来上がってますが、マスカを使ってぐるっとエアコンを一周します。
そのあと下にエアコン洗浄用のカバーをつけて出来上がりです。
ホースの下はバケツにつながっています。
⑧洗剤塗布
今回は4Lの噴霧器を買いましたが、4Lもいりません。
1Lの物で大丈夫かと思います。
ちょっと失敗しました。
噴霧器ではなくスプレーボトルでもOKです。
この中に薬剤を入れて指定の通り希釈してください。
薬剤の量は希釈したエアコン用洗浄液が1Lあれば十分です。
そこからアルミフィンとエアコンの吹き出し口に向けて噴霧していきます。
↑アルミフィンに薬剤塗布
吹き出し口に塗布
しっかりファンも回してもれなく塗布する。
ここに洗剤を塗布していると少しバケツの中に汚水が出てくると思います。
めっちゃ汚いです。
洗剤を十分に塗布したら10分程放置してしっかり薬剤を浸透させてください。
しかし、10分以上放置すると汚れが乾いてきたりするので放置し過ぎもいけませんので気を付けて下さい。
この間にパネル類の洗浄するのもありですし単純に休憩するのもありです。
アルカリ性ですので、フィンを腐食してしまう可能性もありますので、このまま放置せず必ず水で洗い流してください。
吹き出し口部分に黒い汚れがある場合は更にエアコン用洗浄液を塗布して10分放置した後に吹き出し口と送風ファンの部分に塩素系洗剤を塗布してください。
↑奥に黒いファンがあるのが見えますか?
この吹き出し口部分と送風ファン部分にエアコン用洗浄液と塩素系洗剤を振っていきます。
塩素系洗剤はハイター等を2倍に希釈したもので結構です。
こちらもスプレーボトルに入れてする事をお勧めします。
⑨水で洗剤を洗い流す
噴霧器を使った方は中をすすいで、水を入れてください。
洗剤の倍は水を使いましょう。
1L洗剤を使ったのであれば最低2Lは使ってください。
汚水が透明になるまでしっかり水をかけていきましょう。
高圧洗浄機を持っている方であればここで高圧洗浄機を使って一気に洗い流すのもありですし、ホース等でやる事も可能かと思います。
自己責任でどうぞ
⑩エアコンを試運転する
この状態のまま動くかどうか確認してみてください。
一発目はエアコンから水が飛んでくるのでタオル等で飛ぶのを防いでください。
機種によってはある程度組み立てなおさないと動かない機種もあります。
この際にエアコンの周りの水をタオル等で拭いていって下さい。
⑪パネルを装着して終了
外したのとは逆につけていきましょう。
順番を間違えたり ネジの取付を間違えないように忠実に外した時の逆をした方が速いです。
お掃除機能付きエアコンを自分で掃除する方法まとめ
お掃除機能付きエアコンを自分で掃除する方法をまとめてみました。
なかなか自分でやろうとすると手間と時間がかかるのが事実。
もちろん無理ではないですが、エアコンの機種やメーカーによっても異なる部分は多いです。
あまり無理をせずに業者にお任せすることもご検討してみて下さいね。